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お知らせ
▶畑まとめ
2025.08.11
8月の夏真っ只中ではございますが、5月から始まった今年の畑。総まとめをお伝えしようかと思います。
今年は全国的にもかなりの猛暑で上田は盆地で気温が高くなりやすく、特に暖暖がある塩田周辺は溜池が沢山あるくらい雨量が少ないため、毎日の水やりが大変でした。夕立ちがあっても撫でるようにサッと雨があがってしまいます。
畑と呼ぶには貧相な場所ですが、狭くてもご利用者様が毎日気軽に様子を見に行けて、植物の成長や自然、季節の移り変わりを感じれることが当施設としては何よりも大切です。外に出るハードルは低ければ低いほど良く、歩くモチベーションは高ければ高いほど良いです。
植物と他人の子は成長が早く感じるものですね。芽が出て、蕾が出て、花が咲き、小さな実からどんどん大きくなっていく。小さな畑ですが見る度に大きく変化する様子を沢山楽しませてもらいました。
"自分で育てて収穫し、切って食べる"
家では当たり前にしていたことを続けることは自立度維持や認知機能維持には大変重要な要素です。ある日、収穫したキュウリやレタスの匂いを嗅ぎながら包丁で切っていると、女性のご利用者様が「もうこんなこと、出来ないと思ってた。女に戻った。」と笑って話されました。どういう思いでおっしゃったかは分からなかったのですが、自分が思う自分のイメージってありますよね。その方にとってはお料理をすることが自分らしいと思えることだったのかなと感じました。
"自分らしく生きる"をテーマとして施設を運営しておりますが、ご利用者様がこのように喜ばれる瞬間を大切にしていきたいと思います。
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